虚妄の三国同盟 発掘・日米開戦前夜外交秘史 [ 渡辺延志 ]

   

発掘・日米開戦前夜外交秘史 渡辺延志 岩波書店キョモウ ノ サンゴク ドウメイ ワタナベ,ノブユキ 発行年月:2013年06月 ページ数:324, サイズ:単行本 ISBN:9784000225991 渡辺延志(ワタナベノブユキ) ジャーナリスト。

1955年、福島県生まれ。

早稲田大学政治経済学部卒業。

朝日新聞社に記者として勤務するかたわら、独自に歴史資料の発掘、解読に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 三国同盟成立「正史」ー松岡洋右の視点から(松岡洋右の逮捕/「バスに乗り遅れるな」 ほか)/第2章 秘密書簡G一〇〇〇号ー「秘密議定書」の正体(「状況を見てこい」/「それはシュターマーの仕事だ」 ほか)/第3章 同床異夢ー同盟締結交渉の舞台裏(ドイツ側の思惑ー外交官の報告・尋問から/「ヒトラーの外交官」「総統の密使」の横顔 ほか)/第4章 調印後の駆け引きー「松岡外交」の実態(「正直な仲買人」/大島浩大使の再登場 ほか)/第5章 破綻ー埋もれた調書が語る歴史の真実(日ソ中立条約/日米交渉 ほか) 一九四〇年締結の日独伊三国同盟は、日本が破滅への道を辿る分岐点の一大モニュメントであった。

東京裁判の国際検察局(IPS)による尋問調書の中にあって長年注目されず埋もれていたドイツ人外交官らの証言を手がかりに、同盟成立にまつわる謎に新たな光を当て、「松岡外交」の舞台裏とその内実を鮮やかに描き出す歴史ノンフィクション。

本 人文・思想・社会 歴史 日本史

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